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地図では鉄山までは破線ルート、
鉄山から先はルート表示が無いバリエーションルートなのでしょうけど、
ガイド本によっては紹介されていたりするルートで、実際踏み跡やテープもそこそこありました。

とりあえず、初めてのルートなので、小細工なしで、
鉄山へから弥山まで歩きトンネル西口へ下山するルートとしました。


途中で、明星ヶ岳経由で熊渡に下山しようと思いついたけど、
熊渡から大川口の歩きの方がトンネル西口から大川口より微妙に長そうなのでやめた。


6時に自宅を出発し、8時前には大川口に到着。
朝早いので車も少なくて走りやすい。
川合方面から来ると橋を渡らずに真っ直ぐ行った登山ポスト横に駐車可能です。


橋を渡ったとこにある登山口からスタートです。
ロープがしてありますがお邪魔します。





で、リサーチ通りのいきなりの急登。
木の根っこやロープを使いながらグイグイ登ります。
踏み跡やテープはあるのですが、さすが破線ルート、歩き難いです。
両手両足で登るような箇所のちらほら。楽しい♪






朝なので、じっとしてる分には涼しいのですが、行動するとやはり暑いです。
早くもウールのＴシャツが汗でグショグショになる。

急登に体も慣れてきた頃、鉄山手前の展望の良い場所に到着。
稲村ヶ岳方面がキレイに望めます。真下には川追ダム。
弥山方面も見渡せます。




これは偽ピーク



ここから鉄山までは、先ほどより木の根っこのジャングルジム感が増します。


そして、鉄山山頂に到着。
狭い山頂です。



ここからが今回の一番の楽しみ、
香精山、修履山を経由して弥山を目指すのですが、
正直、大体の方角を確認しながら、踏み跡やわずかにあるテープを頼りに歩いていたので

「えっ？香精山ってもう通り過ぎてる？」
「んっ？どこが修履山？？」

てな具合でした。


鉄山からしばらく歩くと開けた場所に到着。
振り返ると鉄山。ここが鉄山平か～！
気持ちの良い場所でした♪



ここから森の中へ突入です。
辺りを良く見るとテープがあるのですが、この辺りが一番迷いそうでした。
視界が悪かったら迷ってたかも、今日がガスってなくてよかったです。

しかし、良い雰囲気です♪
今日は朝から誰にも合わずに静かな山を独り占め♪♪






やっぱり雰囲気のいい場所ではゆっくり休憩して山をいっぱい感じたいのですが、
コバエとかハチとか羽系の虫がブンブンうるさくて落ち着いてのんびりできません…。


そして、だんだんと頭上の視界も開けてきて、見慣れた景色の立枯れが現れ初めます。
自由に歩きます。




と思ったらまた森の中を行ったり。


弥山の小屋もすぐ近くに確認できる位置まできました。


どのルートから歩いても、弥山の小屋が見えたときは嬉しいですね～。

そして、弥山神社の裏あたりまで行くとネットにたどり着き、
ネット沿いに左へ歩いて行くと、小屋の裏辺りに出て、トイレの横から弥山に到着。




知ってる場所に着いて一安心です。
思ってた以上に人が少なく閑散とした雰囲気。
皆さん連休はやはり遠くの山へ遠征でしょうか。
（小屋前は日向なので誰もいませんが、八経ヶ岳への入り口付近の木陰には何組かいてました）


僕は、そんな日向で日光浴しながら休憩です。
もちろん小屋でコーラを発注☆
羽系の虫がブンブンうるさいので簡単に食事を済ませ出発。

今日は八経ヶ岳はパスします。

トンネル西口までは何度も歩いたルート。
朝から歩いてこの時間にもなると、ハイカーズハイとでも言いましょうか、
永遠に歩いてられそうな状態です。

今日から下ろした靴の調子がいいからでしょうか。
全く足が痛くなりません♪♪♪

ガルモント　ネブラスカ GTX（写真撮り忘れました）


春夏用のソースがツルツルになってきたので張り替えずに買い替えを選択しました。
足先が広くて高めなので窮屈な感じが無く、フィットする履き心地よりこっちの方が僕には良い感じです。
軽いもの良い。

無心で歩きます。
登山道にも人がいません…。
階段エリアで何組かを抜かしてからは、
トンネル西口まで誰にも会いませんでした。

出合でカワイイ方に会いました。


出合からトンネル西口までは相変わらずの激下り。
ＧＷには吉野から奥駈道を歩いて弥山へ、
前回は双門コースを歩いて弥山へ。
なので、出合からトンネル西口の間は久しぶりに歩きました。
今まで以上に踏み跡が増えて、木の根っこがむき出しの箇所が多くなってるような気がします。
それだけ登山者が増えたってことでしょうか。



そして、三角橋で久しぶりに人と会う。
先行のパーティが沢で写真を撮っていたので撮ってあげました。
僕もここでリフレッシュしこれからの舗装路歩きに備えます。
今日は沢の水少なかったな。

トンネルまで出て驚いたのが、駐車場が有料になっていたこと！
プレハブ小屋もあり飲み物も買えるようで、トイレ(￥100)もありました。





さて、後は車道を歩いて大川口まで戻るのみ。
舗装路歩きはＧＷの前鬼から前鬼口まで歩いて以来。
あれはダラダラと長かったなぁ…。

そして、ここの道を歩くのは、登山を初めて間もない頃に
狼平に行きたくて勢いだけで川合から登った時以来です。

あの時はこの車道歩きがメチャクチャ辛かった思い出があるけど、
パワーアップした今の僕は軽い足取りで車道を歩き出すのです。
そして、なにより今日は靴の調子も良い！
まぁ、ただの車道歩きなので、面倒くさいといえば面倒くさいんですが・・・。

クールダウンと思ってテクテク歩きます。



風が気持ちいい～♪

なんて歩いていると、後ろから来た一台の車が前方に止まる。
そして、お母さんが降りて来られて、

「お兄さん乗ってかな～い？」

こっ、これは！！

逆ナン？！（違）

先ほど三角橋でお会いしたパーティーの皆さんでした。

なんと！
大川口まで乗せてくれるというではありませんか！

いくら調子が良くて今日は舗装路歩きも苦にならない僕でも
この親切を断るわけにはいきません。

「マジで～！？いいんですか～？」

断るという選択肢が出てくる前にフラフラと乗り込んでいました。

この時間短縮は嬉しい！
あっさり大川口まで戻って来れました。


　習志野ナンバーのお車の４人組の皆さん、
　登山道で偶然会ってちょっと会話しただけの者を親切に乗せていただき
　本当にありがとうございました。
　来週は北穂へ行くそうで、気を付けて楽しんできて下さいね！


帰りの川沿いは川遊びのファミリーやグループでいっぱいでした。
この渋滞に巻き込まれなくて良かった～。
これも車に乗せて頂いた皆さんのお陰です。


【まとめ・あとがき】
鉄山までの急登に億劫になっていて、
なかなか登れてませんでしたがようやく登ることもでき、
「鉄山へ登るならピストンではなく弥山まで」と決めていたので
思っていた通りに歩けて満足な登山でした。
そして、最後には素敵な出会いもあり親切も頂きました。

双門ルートに続き、これで大峯奥駈道以外で歩きたいルートの2つ制覇です。
あとは、色々ありますが、とりあえずは七面山かなぁ～。

今日はとても暑くて、2.5Ｌ程持って行った水分（ジュース類含む）も、ほとんど無くなった。

早めに出発しようと、朝５時出発と決めていたので、
早起きして、なーちゃんを待ってると、

　来ない・・・

電話してみる。

　出ない・・・。


三度目の電話でようやく出てくれました。

寝起きの声で^^;


そんなわけで、予定より少し遅れて母公堂から出発。






法力峠を過ぎると、お決まりのマンモス君。



この辺りから登山道に鎖場や狭い箇所も出てきますが
特に問題なく登ります。



と思ったら、鉄製の橋でなーちゃんが滑ってあわや滑落。
（柵の間隔が広いので、転けて滑ると間から落ちそう）

滑落する場所はそこじゃないですよー！
と、大日のトラバースで滑落した僕が言ってみる。


そんなこんなで、２時間弱で稲村小屋に到着。




曇り空で汗が冷えて寒く、今にも雨が降りそうな天気。



小休止してから、稲村ヶ岳方面へ進みます。




まずは大日山へ。
前回、滑落した大日のトラバースも雪がなければ楽勝の登山道です。

大日山も雪だった前回に比べらくらく登れました。










次は稲村ヶ岳の山頂へ。
展望台は沢山のグループで賑わっていました。
展望はガスでイマイチ。








休憩もそこそこに、お次は今回の一番の目的のお宝探しに出発です。

詳しい場所などわからないので、気になる場所を行ったり来たりします。
このドキドキワクワク感が堪りません！！

道無き道を歩きまわること数分。



あっ！

あぁ～！

あったー！！



ついに探し当てました！

なんか懐かしいぞこの感じ。


あっ！

昔やったファイナルファンタジーで隠し部屋を見つけた時の感じ。

違う！（いや、ちょっとそうかもしれんけど）
廃墟探検とか行ってた頃のあの感じやん！

『ドキドキワクワク → 発見 → 嬉しい！』のパターン！


そして、今回のお宝がこれです！！



稲村の宝剣！

台座こそ錆びているものの、剣は錆もせず建っていました。

何十年後かにまた来よう。


お宝探しに満足し、稲村小屋に戻り昼食。
ゆっくりしてると、空がゴロゴロ鳴り出したので撤収。
登山道は木に遮られている為、そんなに濡れることなく下山出来ましたが、
車で少し走りだした頃にザーッと降ってきました。

いつも通りなーちゃんの仕事終わり後の土曜日の昼から出発し
登山口近くの梅ノ木キャンプ場で前泊。

川沿いのキレイなキャンプ場で（国道沿いでもあるが特に気にならなかった）
管理人さんは常駐してなく、看板に『あとで料金徴収しますよ～』とあったが、
翌朝も誰も来ず、料金箱的な物も無かったので無料で使わせていただきました。



　　

　　

快適な夜を過ごしぐっすり眠り、
翌朝はいつになく早い起床。
なーちゃんの撤収も早い！！

登山口に移動し準備を整え出発。

まずは明王院から御殿山コースを登ります。




なかなかの急登で始まる登山道をゆっくり登ります。

そして、なかなかのクレイジーなコーデのなーちゃん


森を抜け展望がひらけてきたら御殿山に到着。


今にも降り出しそうな空です…。

一旦ワサビ峠まで下り、しばらくすると気持ちのよい尾根歩き。
ただ、天気がイマイチなのがちょっと残念です。


稜線をダッシュで駆け抜け武奈ヶ岳到着。
登ろうとしたこと数回、ようやく登頂しました。


写真だけ撮り、八雲ヶ原を目指し先に進みます。

細川越から沢まで下りきり、沢沿いを歩き何度か渡渉する箇所も。




道標も多く安心して歩けます。
　　

武奈ヶ岳から一時間程で八雲ヶ原に到着。
約半年ぶりに再訪。
当たり前ですが冬とは景色が違いますね。
僕はやっぱり冬の方が好きかな。


ここで腰を下ろしてしばらく休憩。
調子に乗って冷え冷えのサイダーをグビグビ飲んでお腹が若干痛くなります…。


行動食を適当に食べ終え、あとはここから下るのみ、
八雲ヶ原を後に下山開始です。
またテント泊に来たいですね。

ここから北比良峠付近までは以前も歩いた沢沿いコース。
前回は金糞峠からイン谷へ下山しましたが、
今回は途中の分岐から大橋へ下り地主神社まで。

大橋までは平坦な道が続く沢沿いの登山道。
しかし、通る人が少ないのか歩きにくい箇所も数箇所ありました。


　　








のほほんと歩いて大橋小屋に到着。


しばらくすると、今回一番水量の多かった渡渉。


ここから一気に下ります。

道幅も狭くなりトラバース気味にグイグイ下ります。
木の根っこ、濡れた岩、泥々の踏み跡など足元が不安定な登山道です。


そんな登山道を一気に下りきると牛コバに到着。


ここまでくればほぼ下山したも同然。
林道を歩き地主神社まで歩きます。




比良山荘前の癒し系な雰囲気♪
ビールが冷やされていました。


車に戻り、出発するとすぐに結構な雨が降ってきた。
朝早く出発して良かったですねぇ～☆



【まとめ・あとがき】
実は山を本格的に始める以前に、雨の中たいした装備も無いのに
友人達と登ろうとして当たり前のように撤退したのは４～５年前か。
そのうち装備も揃え、数々の山を歩いたもののこの山はまだ登っていなかった。
そして、年末と正月にも登ろうとするも結局登らず…。

ようやく登りました。

今回は周回ルートを計画し歩いたわけですが、
ＧＷに大峯を縦走（北半分ですが）してからは完全にスタイルが変わりました。

荷物の軽量化を意識し、少しでも遠くまで、長い時間歩くことに楽しみを見出すようになって来ました。
もちろん前回の明神平テント泊のような景色を楽しんだりするマッタリ登山が基本的に好きですが、
これはこれで新しいスタイルとして今後も続けていきたいですね。

そして、いつかこの比良山系の縦走コースも歩いてみたいですね。

ちなみに、あれだけ拘っていた一眼レフも、最近は持っていく回数が格段に減りました。
というかほとんど持って行ってないですねぇ…。

今日は気持ち良い気候なのでバイクでＧＯ！

どうせならと、行ったことのない麦谷林道の方から登ろうと思い
林道を進んで見ると途中で通行止めでした。
フェンスを動かせば進めそうでしたが止めときました。

12時ごろに大又林道の駐車場に到着。
車はいっぱいでバスも二台止まっていた。



ご飯食べたり、のんびり準備して出発。
今日の相棒はグラナイトギアのヴァイパーフラッシュ（52Ｌ）



イマイチしっくりこない感じですがまぁ範囲内かな。
１～２泊程度の夏山テント泊に調度良いです。


歩き出してすぐに違和感…。

あっ！


そうです。例の崩落箇所！
きれいに修復されていました（*^_^*）






登山道は新緑が綺麗です♪





途中、ガサガサ音がする方を見ると、カワイイ小動物
誰でしょうか？？（たぬき？うりぼう？）



明神平手前の水場は枯れかけていてチョロチョロ出てる程度でした。



14時ごろ明神平に到着
テントが３つ、他に天理大小屋裏に１つ。
（その後ソロの方が来られました）


天理大小屋の裏へ水を汲みにいきテントを設営。

さて予定通りダラダラ開始です。

どこへも行きません。
周辺の散歩すら行きません。

ずっと本を読んでいました。


風が涼しくて気持ちいい♪



気持よすぎて寝ちゃいました(*^_^*)
夢まで見て心地良い眠りでした。


お腹が空いたらご飯です。
なんもしてなくてもお腹は空きます。

特に凝ったものを作るでもなく、
家に余っていた期限切れの食料を処理しました。

ストーブはアルコールストーブ二号の出動。
（アルコールストーブスタンドＤＸセット/エバニュー）


トランギアのアルコールストーブが重かったので衝動買いで買い増し。
なーちゃんの真似しちゃいました(*´∀｀)
メチャクチャ軽いですね！！（86g / ストーブ単体だとまさかの34g！一円玉34枚分！！）
（ちなみにトランギアのストーブは単体で110g）

燃料切れの場合はこんなふうに小枝を燃やしてネイチャーストーブ風にも使えます。
（コッヘルがススで真っ黒になりますが…）




翌日も昼ごろまでダラダラと読書。
上巻を読み終わったことろで下山。






下山後は、やはた温泉で汗を流し、ふるさと村の食堂でご飯をいただき帰宅。

普通のキャンプでももっと活動的になるぞっ！ってなもんですよね（笑）
実にだらけた、過去最高にだらけたテント泊でした。


【Data】
明神平
所在地：台高山脈（東吉野村と松阪市の境辺り）
アクセス：大又林道終点から徒歩90分～120分程
開設時期：通年
料金：無料
テントサイト：芝
水場：徒歩５分
トイレ：無し
チェックイン：規定なし
チェックアウト：規定なし
禁止事項：他の人がいるときに夜遅くまで騒がない（山では８時頃まででしょうか）
　　　　　　　その他（山のキャンプ適地なのでモラルを守りましょう）

＜オススメの過ごし方＞
・桧塚奥峰・檜塚へのハイキング
・冬のスノーハイク
・台高山脈縦走のテント場として
・昼寝
・読書
など

大峰を歩き始めて色々と調べたりするようになり、
この双門コースを知るまでにそう時間はかからなかった。
高度感のあるハシゴやクサリ場、岩場などが沢山あり、
ネットなどで見るその写真は普通の山歩きと少し違い楽しそう。
でもルートがわかりづらそうだったり難しそうなイメージもある。
今まで躊躇していたのは、やっぱりどこかでビビっていたのかもしれない。

しかし、ＧＷの奥駈縦走が不甲斐ない結果に終わってしまったので、
何か挽回（何に対して？）できるようなルートを歩こうと思い
天気の良い週末が連休になったので遂に決行することにした。
それに、２４日のＢＳ放送『絶景・山の時間』はまさにこの双門コースの放送だった！！
タイミング良すぎっ！！
これはもう、大峯の神さんが登って来いと言ってる！！
よしっ！

と、予定していたら、なーちゃんからＴＥＬ。

な：「週末山行けるようなったからどっか行けへん？」

Ａ：「週末は連休やし天気良さそうやから双門コース行きますねん。」

な：「俺も行くっ！」

Ａ：「行こっ！」


というわけで、
なーちゃんの仕事が終わる土曜の昼に出発して前泊し双門コースに挑むことにしました。
一人なら狼平でツエルト泊でもしてマッタリするつもりが、それができなくなったのは残念ですが、
今回は初の双門コース。一人より二人の方が心強いです。
プラマイゼロどころかプラスの方向です。


土曜日の午後に出発し、この日は移動のみ、
天河大弁財天で明日無事に歩けるようにお参りし、
温泉に入り、飯を食ってテント場へ。


　　　　


今回はトンネル西口の登山口を入ってすぐの場所をテント地にしてみました。
朝の移動が若干面倒ですが、車中泊よりゆっくり寝れるし。
何よりテントで寝たい二人なのです。



～翌朝～

昨夜、寝袋に入って寝たが暑すぎて汗ダクになり途中で目覚めてしまった、
それからは寝てたのか起きてたのか微妙な睡眠時間。
土曜日起きるのが遅すぎたのが影響したかな。
結局眠くならず、AM2:00頃からは完全に起きていた。
AM2:30頃には既に登り始める人の足音も聞こえた。


準備を整え熊渡へ移動。
昨日の腹痛は無くなっていて一安心。

AM6:00の熊渡は既に車で一杯。
小さなスペースに車をねじ込み、先行のパーティー何組かに続き出発。
　　

登山届ポストの横には危険を喚起する看板とお馴染みの手書きの看板。
　

緊張感が高まり気を引き締める。
引き締めたいけど、看板の絵が可愛すぎて♪



カナビキ尾根と白河八丁の分岐までは緩い林道歩き。
分岐では先行パーティのお父さんと少し会話。
双門コースで登り、天女の舞からバリエーションの尾根を下るのだそう。それも楽しそう。

双門へはこの分岐を左に下ります。



分岐から下ると白河八丁の河原。
新緑がキレイです。


河原をしばらく行くとネットで見たことある矢印


すぐ横が釜滝です。


ここからいよいよ本格的になってきます。
クサリやハシゴが随所に出てきます。

まずは滝の横の斜面を登っていきます。




崩れている箇所もあります。


案内板もあり迷うようなことはなかったです。


再び河原に出ると、そこは河原なんてもんじゃなく
大岩がゴロゴロところがる谷。（右上にテープが見えます）


そしてネットでよく見る岩越え。
両手両足を使いよじ登るのが楽しいです。
この日は水も無く難なくクリア。
（水量が多い日にはこの下も水？）


上からのアングル



大岩をクリアし、しばらく登ると吊り橋が見えると、そこは一の滝。
イマイチ迫力が無かったですがキレイな場所でした。


すぐ横の吊り橋を進みます。
こんな山奥にこんなキレイな吊り橋！！


そして、ようやく垂直ハシゴの登場


こんどはクサリ場


お次は岩くぐり


そして、またハシゴ


ハシゴ～！！


垂直バシゴが連続で続きます。

今度はほぼ垂直のクサリ場




クサリ場から振り向けば稲村ヶ岳方面。
下の谷が歩いてきた白河八丁。


あんなに登ったのに下んのか～ぃ！と思ったら、
双門の滝と仙人嵓が見わたせる仙人嵓前のテラスに到着。


ここで少し休憩。
途中から同じペースのおっちゃん４人組も到着し賑やかな雰囲気。
この後もほぼ同じペースでしたが、楽しいおっちゃん達でした。
金剛登山仲間らしく、中には金剛山8000回登頂の強者のおっちゃんも。


ここから迷ヶ岳の肩までも、登りは続きます。
　

途中にあった遭難碑。平成６年と書いてあります。
当時はまだ今のような整備がなかったのでしょうか。


登りきり迷ヶ岳の肩に到着。
４人組のおっちゃんからこの先のルートのアドバイスを貰い先を行きます。
ここからは河原まで下りです。


プライベートビーチの様な雰囲気の河原に出ました。
水が冷たくて気持ち良いです。


ここからは先は、河原を歩いたり巻いたりしながら進みます。


しばらく行くと人工物の残骸。
河原小屋が流された跡ですね。




テープを探しながら進みます。


河原を進めないなと思ったら周りを見渡せば
対岸にテープがあったりして、渡渉を繰り返します。
（左側に赤テープがあります）



そして、鉄杭が現れ


「おっ！そろそろ例の空中回廊か～？！」
と思ったら、まずは空中ブランコが出現しました。


こういうのは楽しいですね。
ただ、もっと高度感のある場所に付いているのかと思ってましたが
そうでもなかったです。横には鉄杭もありました。

そして、楽しみにしていた空中回廊の登場。


　

ここも思った程の高度感は無く、
すぐ横にはクサリもあるので安心して渡れました。

ここをクリアしてしばらく行くと、

あれっ？なんか見たことのある建造物の影…


狼平に到着です。


もっと時間が掛かるかと思ってましたが。
意外とアッサリ到着しました。
（登山口から約５時間半）

すこし休み、
時間も体力もあるので弥山まで登ることにしました。
（小屋でのビール＆コーラ目当て…）

よく整備された階段を登ります。


４０分程で弥山到着。
まずは天河大弁財天の奥の院でもある弥山神社へ無事登れたことを報告。


そして冷えたビール＆コーラを求め小屋へ行くと・・・

「ビールは麦とホップのみ、ジュース類は売切れなんです～。」

・・・

なーちゃんは麦とホップをＧＥＴ。

僕は・・・
持ってきた、ぬるくなったスプライトで乾杯。

ここで事件発生。
実は狼平で背中からお尻あたりまで汗でぐっしょり濡れていて。

「今日は暑いし、難コースの緊張から汗も多くかいたんやなぁ」

と思って気にしていなかったけど、弥山でザックをおろして休憩してると
ザックの背面が湿ってるどころか水滴が滴り落ちるほど。

！！！

もしかしてっ！！

中のプラティパスを確認すると
1L程残っていた水が200mlほどに・・・

漏れてるや～ん！！

プラティパスの底の折り目の部分に小さな穴が空いていました。
購入して３年程かな、寿命でしょうか。
確かにペラペラなのでいつ破れてもおかしくはない。
今後は数年に一回は買い換えるようにしたほうがいいのかな。




弥山をあとにし、狼平へ戻ります。
（今回は八経ヶ岳、明星ヶ岳周りはパス）

狼平でコーヒーブレイクし、一気に下山。
双門コースは下山禁止なので、カナビキ尾根を下ります。
（あのコースは下りたくない！）

カナビキ尾根の分岐は看板もあり分かりやすかったです、
狼平方面から下ってこれば見逃すことはまず無いでしょう。




カナビキ尾根も迷うような箇所は無く、
テープも踏み跡もしっかりしているので問題ないと思います。
ただ、破線ルートなので多少の歩きにくさはありました。

時間にも余裕があるのでのんびり下ろうと出発すると
なーちゃんは小走り気味で下山。

特に追いかけずに一人で歩いていましたが、
負けず嫌い虫がウズウズし、
（山歩きに勝ち負けなんて無いんですが）
靴紐をギンギンに結びダッシュ開始！
なーちゃんに追いつき後ろから走って煽ります。



このデッドヒートで少し時間短縮。
あっという間に白河八丁との分岐に到着しました。


すると、朝ここで会った天女の舞からの尾根を下ってきたパーティーと再会。
朝のお会いして下山時にも同じ場所で会えました。（上の写真にも写っていますね）

後は林道を熊渡まで歩けば無事下山です。



【まとめ・あとがき】
初の双門コースは、厳しい難しいという想像が大きくなり過ぎたからか
思いのほか歩きやすかったし、面白くてメチャクチャ楽しめ、
また歩きたいと思える素敵なコースでした。


垂直のハシゴももっともっとあるのかと思ったし、
クサリのハシゴも空中回廊ももっともっと高度感があるのかと思ってた。
奥駈道で歩いた弥山から釈迦ヶ岳までの崩落している箇所や
釈迦ヶ岳手前の岩場のトラバースの方が高度感もあり怖かった。

ルート上にはテープがしっかりあり、見失っても落ち着いて探せば絶対あったし、
そこまで分かりにくい箇所もなかった。
二回ほど間違ったがすぐにルート復帰できた。
ルート探しは二人だったので探す時間が短縮できたと思う。
僕一人ならテープを探しわまる時間がもう少し増えたかもしれない。

それに河原の水量が少なかったので
河原ではどこでもある程度自由に歩けたし
渡渉の際も気にせず渡れたのも苦労せずに歩けた要因かもしれない。

注）ここで言う〈歩きやすかった〉とは
　　「簡単に歩けたよ～！」と言っているのはなく、
　　僕の、このコースに対する厳しいという想像が大きくなり過ぎたせいで
　　実際歩いてみると思ったほど厳しくなかったという個人的な感想です。
　　歩く際はプランニングや装備をしっかりして天候にも気をつけるようにして下さい。